十字軍の流れがわかる年代表
※スマホで読みやすいように、横長の表ではなく、出来事を縦に並べています。
1054年|東西のキリスト教会が分かれる
ローマ教皇を中心とするカトリック教会と、コンスタンティノープルを中心とする東方正教会の対立が深まり、教会の分裂が決定的になる。
1071年|ビザンツ帝国が大敗する
マラーズギルドの戦いで、ビザンツ帝国がセルジューク・トルコに敗れる。小アジアでの支配が弱まり、西ヨーロッパに助けを求めるきっかけになった。
1095年|教皇ウルバヌス2世が十字軍を呼びかける
フランスのクレルモンで、東方のキリスト教徒を助け、聖地エルサレムを取り戻そうと訴える。これが十字軍の始まりとなる。
1096年|民衆十字軍が先に出発する
隠者ピエールらに率いられた民衆が、正規の軍隊より先に聖地を目指す。しかし統率が弱く、その多くは小アジアで敗れた。

1096〜1099年|第1回十字軍
フランスなどの諸侯や騎士が聖地へ向かう。1098年にはアンティオキアを占領し、翌年のエルサレム攻略へ進んだ。
1099年|十字軍がエルサレムを占領する
十字軍はエルサレムを奪い、イスラム教徒やユダヤ教徒を大量に殺害した。聖地奪回は成功したが、その方法は非常に激しいものだった。
1100年ごろ|十字軍国家がつくられる
エルサレム王国、エデッサ伯領、アンティオキア公領、トリポリ伯領など、十字軍が支配する国々が成立する。
1147〜1149年|第2回十字軍
イスラム勢力に奪われたエデッサを取り戻そうとして行われた遠征。ダマスカス攻略に失敗し、成果を上げられなかった。
1187年|サラディンがエルサレムを奪い返す
ヒッティーンの戦いで十字軍国家の軍隊を破ったサラディンが、エルサレムをイスラム側へ取り戻す。
1189〜1192年|第3回十字軍
イングランド王リチャード1世、フランス王フィリップ2世、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世らが参加する。エルサレムは取り戻せなかったが、キリスト教徒の巡礼は認められた。

1202〜1204年|第4回十字軍
本来は聖地を目指す遠征だったが、途中で目的が変わり、同じキリスト教国であるビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルを攻撃してしまう。
1217〜1221年|第5回十字軍
エルサレムを取り戻すため、イスラム勢力の中心だったエジプトを攻撃する。しかし最終的には失敗する。
1228〜1229年|第6回十字軍
神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世が、戦争ではなく交渉によって一時的にエルサレムの統治権を手に入れる。
1244年|エルサレムを再び失う
キリスト教側のエルサレム支配は長続きせず、再びイスラム勢力の手に戻る。
1248〜1254年|第7回十字軍
フランス王ルイ9世がエジプトへ遠征するが敗北し、自らも捕虜になる。
1270年|第8回十字軍
ルイ9世が再び遠征するが、北アフリカのチュニスで病死する。
1291年|十字軍国家の時代が終わる
最後の主要拠点アッカーが陥落し、中東本土にあった十字軍国家は事実上消滅した。
十字軍の流れを短くまとめると
十字軍は、聖地エルサレムを取り戻すために始まりました。最初は成功してエルサレムを占領しましたが、やがてイスラム勢力の反撃を受け、目的も少しずつ変わっていきました。最後には聖地を守れなくなり、中東本土の十字軍国家は消えていきました。