江戸時代の元号・天皇・将軍の年表

江戸時代は、1603年に徳川家康が江戸幕府を開いてから、1867年に徳川慶喜が大政奉還を行うまで約260年間続きました。

この間に使われた元号は、幕府が成立したときの慶長(けいちょう)から、江戸時代最後の慶応(けいおう)まで36あります。元号が変わる一方で、江戸幕府では徳川家康から徳川慶喜まで15代の将軍が続き、京都には歴代の天皇がいました。

ここでは、江戸時代に使われた元号を年代順に並べ、それぞれの時代の天皇と徳川将軍を一緒に確認できるようにまとめています。

江戸時代の元号は全部で36あります。

江戸幕府が成立した1603年の元号は慶長、幕府が終わった1867年の元号は慶応です。慶長そのものは1596年から、慶応は1868年まで続いているため、元号の期間と江戸時代の区切りは完全には一致しません。

江戸時代の元号は何個ある?

江戸時代に使われた元号は、慶長から慶応まで36あります。

現在は一人の天皇につき一つの元号を使う「一世一元」の制度ですが、江戸時代には天皇の在位中にも改元が行われました。そのため、一人の天皇や一人の将軍の時代に複数の元号が使われています。

たとえば5代将軍・徳川綱吉の在職期間には、延宝・天和・貞享・元禄・宝永という複数の元号が含まれます。逆に、一つの元号の途中で将軍や天皇が代わる場合もあります。

江戸時代の最初と最後の元号

  • 最初:慶長(1596~1615年)― 1603年に徳川家康が江戸幕府を開く
  • 最後:慶応(1865~1868年)― 1867年に徳川慶喜が大政奉還を行う

※以下の西暦は、元号・天皇の在位・将軍の在職期間を分かりやすく比較するため西暦年で示しています。元号の改元や即位・将軍就任は年の途中に行われるため、同じ西暦年に二つの元号や二人の天皇・将軍が含まれる場合があります。

※天皇・将軍の敬称は省略しています。

江戸時代の元号・天皇・将軍早見表

慶長(けいちょう)1596–1615

  • 天皇:後陽成(ごようぜい 1586–1611)、後水尾(ごみずのお 1611–1629)
  • 将軍:家康(いえやす 1603–1605)、秀忠(ひでただ 1605–1623)

元和(げんな)1615–1624

  • 天皇:後水尾(ごみずのお 1611–1629)
  • 将軍:秀忠(ひでただ 1605–1623)、家光(いえみつ 1623–1651)

寛永(かんえい)1624–1644

  • 天皇:後水尾(ごみずのお 1611–1629)、明正(めいしょう 1629–1643)、後光明(ごこうみょう 1643–1654)
  • 将軍:家光(いえみつ 1623–1651)

正保(しょうほう)1644–1648

  • 天皇:後光明(ごこうみょう 1643–1654)
  • 将軍:家光(いえみつ 1623–1651)

慶安(けいあん)1648–1652

  • 天皇:後光明(ごこうみょう 1643–1654)
  • 将軍:家光(いえみつ 1623–1651)、家綱(いえつな 1651–1680)

承応(じょうおう)1652–1655

  • 天皇:後光明(ごこうみょう 1643–1654)、後西(ごさい 1655–1663)
  • 将軍:家綱(いえつな 1651–1680)

明暦(めいれき)1655–1658

  • 天皇:後西(ごさい 1655–1663)
  • 将軍:家綱(いえつな 1651–1680)

万治(まんじ)1658–1661

  • 天皇:後西(ごさい 1655–1663)
  • 将軍:家綱(いえつな 1651–1680)

寛文(かんぶん)1661–1673

  • 天皇:後西(ごさい 1655–1663)、霊元(れいげん 1663–1687)
  • 将軍:家綱(いえつな 1651–1680)

延宝(えんぽう)1673–1681

  • 天皇:霊元(れいげん 1663–1687)
  • 将軍:家綱(いえつな 1651–1680)、綱吉(つなよし 1680–1709)

天和(てんな)1681–1684

  • 天皇:霊元(れいげん 1663–1687)
  • 将軍:綱吉(つなよし 1680–1709)

貞享(じょうきょう)1684–1688

  • 天皇:霊元(れいげん 1663–1687)、東山(ひがしやま 1687–1709)
  • 将軍:綱吉(つなよし 1680–1709)

元禄(げんろく)1688–1704

  • 天皇:東山(ひがしやま 1687–1709)
  • 将軍:綱吉(つなよし 1680–1709)

宝永(ほうえい)1704–1711

  • 天皇:東山(ひがしやま 1687–1709)、中御門(なかみかど 1709–1735)
  • 将軍:綱吉(つなよし 1680–1709)、家宣(いえのぶ 1709–1712)

正徳(しょうとく)1711–1716

  • 天皇:中御門(なかみかど 1709–1735)
  • 将軍:家宣(いえのぶ 1709–1712)、家継(いえつぐ 1713–1716)

享保(きょうほう)1716–1736

  • 天皇:中御門(なかみかど 1709–1735)、桜町(さくらまち 1735–1747)
  • 将軍:吉宗(よしむね 1716–1745)

元文(げんぶん)1736–1741

  • 天皇:桜町(さくらまち 1735–1747)
  • 将軍:吉宗(よしむね 1716–1745)

寛保(かんぽう)1741–1744

  • 天皇:桜町(さくらまち 1735–1747)
  • 将軍:吉宗(よしむね 1716–1745)

延享(えんきょう)1744–1748

  • 天皇:桜町(さくらまち 1735–1747)、桃園(ももぞの 1747–1762)
  • 将軍:吉宗(よしむね 1716–1745)、家重(いえしげ 1745–1760)

寛延(かんえん)1748–1751

  • 天皇:桃園(ももぞの 1747–1762)
  • 将軍:家重(いえしげ 1745–1760)

宝暦(ほうれき)1751–1764

  • 天皇:桃園(ももぞの 1747–1762)、後桜町(ごさくらまち 1762–1771)
  • 将軍:家重(いえしげ 1745–1760)、家治(いえはる 1760–1786)

明和(めいわ)1764–1772

  • 天皇:後桜町(ごさくらまち 1762–1771)
  • 将軍:家治(いえはる 1760–1786)

安永(あんえい)1772–1781

  • 天皇:後桃園(ごももぞの 1771–1779)、光格(こうかく 1779–1817)
  • 将軍:家治(いえはる 1760–1786)

天明(てんめい)1781–1789

  • 天皇:光格(こうかく 1779–1817)
  • 将軍:家治(いえはる 1760–1786)、家斉(いえなり 1787–1837)

寛政(かんせい)1789–1801

  • 天皇:光格(こうかく 1779–1817)
  • 将軍:家斉(いえなり 1787–1837)

享和(きょうわ)1801–1804

  • 天皇:光格(こうかく 1779–1817)
  • 将軍:家斉(いえなり 1787–1837)

文化(ぶんか)1804–1818

  • 天皇:光格(こうかく 1779–1817)、仁孝(にんこう 1817–1846)
  • 将軍:家斉(いえなり 1787–1837)

文政(ぶんせい)1818–1830

  • 天皇:仁孝(にんこう 1817–1846)
  • 将軍:家斉(いえなり 1787–1837)

天保(てんぽう)1830–1844

  • 天皇:仁孝(にんこう 1817–1846)
  • 将軍:家斉(いえなり 1787–1837)、家慶(いえよし 1837–1853)

弘化(こうか)1844–1848

  • 天皇:仁孝(にんこう 1817–1846)、孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家慶(いえよし 1837–1853)

嘉永(かえい)1848–1854

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家慶(いえよし 1837–1853)、家定(いえさだ 1853–1858)

安政(あんせい)1854–1860

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家定(いえさだ 1853–1858)、家茂(いえもち 1858–1866)

万延(まんえん)1860–1861

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家茂(いえもち 1858–1866)

文久(ぶんきゅう)1861–1864

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家茂(いえもち 1858–1866)

元治(げんじ)1864–1865

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)
  • 将軍:家茂(いえもち 1858–1866)

慶応(けいおう)1865–1868

  • 天皇:孝明(こうめい 1846–1867)、明治(めいじ 1867–1912)
  • 将軍:家茂(いえもち 1858–1866)、慶喜(よしのぶ 1866–1867)

慶応は江戸時代最後の元号

慶応(1865~1868年)は、江戸時代最後の元号です。

慶応年間には江戸幕府が大きく揺れ、1866年に14代将軍・徳川家茂が亡くなり、徳川慶喜が15代将軍となりました。翌1867年には孝明天皇が亡くなり、明治天皇が即位します。

  • 1865年:慶応に改元
  • 1866年:徳川家茂が死去し、徳川慶喜が15代将軍となる
  • 1867年:孝明天皇が死去し、明治天皇が即位
  • 1867年:徳川慶喜が大政奉還を行う
  • 1868年:明治に改元

つまり、江戸幕府が終わった1867年の元号は「慶応」です。「明治」は翌1868年に始まったため、江戸時代最後の元号は明治ではなく慶応となります。

江戸時代の終わりと明治への改元

明治(めいじ)1868–1912

  • 天皇:明治(めいじ 1867–1912)
  • 将軍:なし(江戸幕府は廃止)

1868年、元号は慶応から明治へ変わりました。その後、明治政府は「一世一元の制」を採用し、一人の天皇の在位中には一つの元号だけを使うようになります。

そのため、江戸時代のように一人の天皇の在位中に何度も元号が変わることはなくなりました。