超ざっくりと日本の歴史
旧石器時代
10万年前から1万6000年前
縄文時代
約1万6,500年前(紀元前145世紀)から約3,000年前(紀元前10世紀)
弥生時代
紀元前9世紀頃から3世紀頃
2世紀後半に倭国大乱と呼ばれる内乱が生じ、その後邪馬台国の卑弥呼が倭国王となる。
古墳時代
3世紀中後半から7世紀頃
飛鳥時代
6世紀後半から8世紀初頭
百済から仏教が伝来し、後の飛鳥文化・白鳳文化などの仏教文化へと発展
倭国でも7世紀前半にかけて推古天皇とその甥厩戸王(聖徳太子)が、王殺しである蘇我馬子を牽制しながら天皇主権を確立しようとした。
8世紀初頭の大宝律令制定される。
天武天皇の詔勅に基づき日本最古の文献史料となる日本書紀の編纂が開始される。
奈良時代
8世紀初頭から末
奈良に都城(平城京)が置かれた。そして遣唐使を盛んに派遣し、律令国家体制の形成と深化が図られた
文化面では、『日本書紀』・『万葉集』・『風土記』などが編まれた。
遣唐使がもたらした大陸文化に影響を受けた天平文化が栄えた
聖武天皇の発願で東大寺・国分寺が国家護持の名目で建立された。
北倉に聖武天皇を収められた正倉院宝物が誕生した。
称徳天皇が作らせた百万塔におさめられた百万塔陀羅尼は、現存する世界最古の印刷物
平安時代
8世紀末頃から12世紀末頃
朝廷は11世紀初頭頃から地方分権的な国家体制改革を精力的に推進し、王朝国家体制と呼ばれる体制が成立した
戸籍による個別人民把握と郡司層の百姓層に対する首長権に裏付けられた
地方統治を裏付ける軍事面においては、国衙軍制を通じて武芸の家として武装と武力の行使を公認された官人層である武士階層が、契丹の台頭に呼応した承平天慶の乱や刀伊の入寇などといった内外の軍事的危機の解決に与ったことを機会に台頭した。
中央政治においては11世紀に藤原北家が天皇家の外戚として政権中枢を担う摂関政治が成立した。
日本で国風文化が育ち、漢字を元に生み出された平仮名・片仮名が使われていくようになっていく。
文化として『源氏物語』や『枕草子』などが書かれた。
仏教がと神道が少しづつ融合して神仏習合がはじまる。また、密教や末法思想が広く信じられるようになり多くの寺院が建設される。
鎌倉時代
12世紀末頃から14世紀頃
中央の公家政権(朝廷)と関東の武家政権が並立した。
武家政権として治承・寿永の乱で勝利して平氏政権を打倒して鎌倉幕府が誕生した。
鎌倉幕府は源頼朝を首長として誕生した。
その後、13世紀前半の承久の乱で公家政権は武家政権に従属することになる。
御家人筆頭であった北条氏の執権政治が誕生した。
宗教は今まで鎮護国家を目的としていた顕密体制の仏教であったが、時代の移り変わりとともに民衆のための鎌倉新仏教の成立した。
運慶と快慶の東大寺南大門金剛力士像が作れた。
南北朝時代
14世紀頃の朝廷が2分して争っている時代。
大覚寺統の南朝と
足利氏が支援する持明院統の北朝に朝廷が分かれた
大覚寺統から即位した後醍醐天皇は幕府を倒そうとするが失敗し隠岐に流される。
幕府は持明院統の光厳天皇を即位させた。
後醍醐天皇は隠岐を抜け出し討幕を呼びかけ、足利尊氏や新田義貞たちとともに鎌倉幕府を滅亡させた。
南北朝の争いを大義名分とする全国的な抗争が展開した。
文化面では、連歌が流行し、『二条河原落書』など文化の庶民化への動きあった。
室町時代
14世紀頃から16世紀頃
足利尊氏が南朝に対して北朝を擁立して京都の室町に室町幕府を開く。
各国に置かれた守護も半済等の経済的特権の公認や守護請の拡大などを通じて、国内支配力を強め、国衙機能を取り込んでいき、守護大名へと成長して、守護領国制と呼ばれる支配体制を築いた。
室町幕府は守護体制は15世紀まで存続したが、応仁の乱によって大きく動揺すると明応の政変を契機に崩壊したことで戦国時代へと移行した。
1419年、応永の外寇(おうえいのがいこう)が起きる。李氏朝鮮が対馬に侵攻してきた。
室町文化が生まれる。
庶民文芸の発展や鎌倉新仏教の地方への広まる。
芸能として猿楽・狂言・連歌などは都市、農村問わず広がっていく。
喫茶の風習も茶の湯として広がった。
東山文化
禅の精神にもとづく簡素さ、枯淡の味わいと伝統文化における風雅、幽玄、侘(わび)を精神的基調とする足利義政の時期の文化である。
1429年に尚巴志王が琉球王国が誕生した。
北海道南部に進出した人々は道南十二館などの居住地を作り、和人と呼ばえる。
アイヌとの交易をするがアイヌを圧迫したため、1457年に大首長コシャマインを中心に蜂起したが蠣崎氏によりしずめられた。(コシャマインの戦い)
戦国時代
15世紀後期から16世紀後期
16世紀半に、織田信長に登場した。
火縄銃やキリスト教などが伝来する。
安土桃山時代
美術史では安土桃山時代は1615年(慶長20年)の豊臣氏滅亡までとされている。
江戸時代
慶長8年(1603年)から慶応3年(1867年)
江戸に江戸幕府が置かれる。
明治時代
明治年間(1868年 – 1912年)
新政府は岩倉使節団の世界視察に基づいて欧米の諸制度を積極的に導入した。
明治維新と呼ばれる一連の改革は、廃藩置県、四民平等化、六法・郵便・鉄道・水道等の整備にまで及んだ。
日本の境界領域を定めるにあたって琉球王国や樺太を除く蝦夷地(北海道の大部分と千島列島)、小笠原諸島を完全に日本の領域内として国境を定めた。
欧米から新たな学問・芸術・文物が伝来したことで、今までの文化のほとんどを失い、今までの文化と混ざりあうことで生まれた文化のことを文明開化と呼ばれる。
皇室を中心とする国家神道として、仏教を弾圧した。(廃仏毀釈)
大正時代
大正年間(1912年 – 1926年)
大衆の政治参加が進み、立憲政治を擁護する運動が広がる。(護憲運動)
政治・社会・文化の各方面における民本主義の発展、自由主義的な運動、風潮、思潮が展開されていった。
(大正デモクラシーと呼ばれる時期)
1925年(大正14年)には男子25歳以上が選挙可能な男子普通選挙が行われた。
昭和時代
昭和年間(1926年 – 1989年)
外債に頼らない国家運営を目指した。
関東軍は独断で満州を占領して満州国を樹立するが、アメリカやイギリスから批判され国際連盟を脱退する。
1939年、第二次世界大戦が開戦
1941年、真珠湾攻撃をおこないアメリカとの戦争が始まる。
1945年、日本が第二次世界大戦に敗戦する。
1964年、東京で夏期オリンピックが行われる。
平成時代
平成年間(1989年 – 2020年)
1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月にかけてバブル崩壊が起きる。
1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)が発生する。淡路島北部の明石海峡を震源とするマグニチュード7.3の巨大地震だった。
2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災(北地方太平洋沖地震)が発生する。三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震だった。
2011年、原子力発電所の安全性の問題が問題となり、世界中で議論となる。
2020年、東京で夏期オリンピックを行う予定